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膀胱がんは、日本ではそれほど多いがんではありませんが、若干増加傾向にあります。
膀胱がんは、男性のほうが女性よりも発症頻度が約3倍高いです。
@肉眼的血尿
肉眼的血尿は、膀胱がんの初期症状で多く見られる症状です。
尿が赤い、若しくは茶褐色をしていて、目で見て明らかに尿に血液が混入している状態です。
膀胱がんの初期症状で起こる血尿の多くは、痛みを伴いません。
また、目で見ても分からない血尿(顕微鏡的血尿)がある場合も、膀胱がんの可能性はあります。
A背部痛
膀胱がんが大きくなって尿管を塞いでしまうと、腎臓で作られた尿が排泄できなくなり、腎盂が拡張してしまいます。(これを水腎症といいます。)
この状態になると、水腎症の起こっている腰あたりが鈍痛を感じることがあります。
B排尿痛・頻尿・残尿感 など
がんによって下腹部の痛みや、排尿痛・頻尿・残尿感などが起こることがあります。
喫煙は、膀胱がんの原因の1つとしてあげられます。
喫煙者は非喫煙者に比べて、約3倍膀胱がんになりやすいといわれています。
又、ある種の染料や化学薬品を使う仕事をされている方も膀胱がんになる可能性が高いといわれています。
膀胱がんがんを発見するための検査は、主に下記のようなものがあります。
・尿検査(試験紙検査と細胞診検査)
試験紙検査
尿中に血液(赤血球)が混ざっているかを調べます。
尿試験紙の詳しい解説はこちら → 尿検査(尿潜血・尿蛋白・尿糖)
細胞診検査
尿中の細胞を染色液を使って色をつけ、がん細胞があるかどうかを顕微鏡を使って調べます。
・膀胱鏡検査
棒のような細い管(ファイバースコープ)を尿道から挿入して、膀胱内を直接観察して、がんなどの異常がないかを調べます。
・超音波検査
ヒトの耳には聞こえない高い音(超音波)を利用して、主に肝臓・胆嚢・脾臓・膵臓・腎臓などの病変の有無を調べる検査です。
膀胱の場合、尿がたまってないと収縮して検査しづらいので、排尿を我慢して、膀胱内に尿がたまっている状態で検査を行うことが多いです。
膀胱がんでは、下記の3つの分類を組み合わせて病期を表します。
T分類(局所でがんがどれくらい進展しているか)
Tis:上皮内のがん
Ta:がんが粘膜内に限局しているもの
T1:がんが粘膜下まで浸潤しているが、膀胱筋層までは及んでいないもの。
T2:がんが膀胱筋層まで浸潤しているもの。
T3:がんが膀胱筋層を越えて浸潤しているもの。
T4:がんが前立腺・子宮・腹壁・直腸など、近くの臓器に浸潤しているもの。
N分類(リンパ節への転移の有無)
N0:リンパ節への転移はない
N1:2cm以下の骨盤内リンパ節への転移が1つ認められる
N2:2〜5cmの骨盤内リンパ節への転移が1つ認められる
又は、5cm以下の骨盤内リンパ節への転移が複数認められる
N3:5cm以上の骨盤内リンパ節転移を認める
M分類(他の臓器への転移の有無)
M0:他の臓器への転移を認めない
M1:他の臓器への転移を認める
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